頑張らない家族介護

現役ケアマネの家族介護日記

30代で在宅介護開始

想定外の展開へ

夫の両親がほぼ同時期に入院し、そして、ほぼ同時期に退院しました。

 

退院後、私のほうから、同居を言い出しました。

というのも、毎日食事を運んだり、お風呂の面倒を見るなんて大変すぎると思ったのです。

 

夫がそうしたいと思っていることも薄々気づいていました。

 

しかも、両親の家でなく、私たちの家に来てもらうことにしました。

両親の家に家族4人が同居といのは物理的に無理。

広さとかの問題でなく、姑はもともと片付けが苦手だったので、家は物で溢れかえっていました。

 

下の子が幼稚園に入園し、ようやく自分の時間が持てると思った矢先です。

夫の両親との同居、そして、長い介護生活が始まりました。

 

在宅介護開始

幼稚園の送迎の合間、とにかく昼ごはんを用意するのが大変でした。

何より、糖尿病の姑の方は三食の食事前に必ずインシュリンの注射を打たなくてはなりません。

これがかなり面倒。注射を打つのは練習してすぐに慣れましたが、とにかく急いで帰らないといけません。時間が決まっているからです。

幼稚園のママさん達とのお付き合いもあるので大変。

 

お風呂はやはり毎日は無理。でも、一人ずつ介助して入ってもまらいました。

今考えても良くやっていたなあって思います。

 

ヘルパーさんの存在とか知らなかったし、誰かにやってもらうという発想がなかったのです。

 

介護保険の利用

二人とも、入院中に要介護認定を受けました。

ケアマネージャーさんとのやりとりは、当初夫がしてたので、どういういきさつだったか覚えていませんが、とても親身になってくださるケアマネさんでした。

それぞれ、介護保険を利用して、特殊寝台と車椅子をレンタル。お風呂のシャワーチェアも買いました。(お風呂用品やトイレ用品はレンタルはありません。)

 

そして、デイサービスの利用を開始。

 

週に二回はお昼ご飯を食べて来てくれる。インシュリンもデイサービスの看護師さんがしてくれる。

そして、何よりお風呂に入って来てくれる。

 

これは助かりました。

 

これならなんとか、やっていけそう…

夫には申し訳ないけど、まさか10年も20年も続くことではないでしょう。

 

当時はそんな風に考えてました。