両親の居場所
両親との生活
舅の方は、認知の症状はなく身の回りのことはできましたが、病気のせいで動くのがやっと。日常生活にはやはり誰かの介助が必要でした。
姑の方は、糖尿病があり、また合併症が心配されます。インシュリンの注射、血糖値の測定、食事もカロリーを抑えたものに…
それに、入院する前に比べると、口数が少なくなり、ぼんやりしていることが多くなったようです。
リビング横の和室に介護ベットを二つ並べて、食事の時以外は、二人とも一日中そこでテレビを見ていました。
今思えば…
例えば、洗濯物を畳んでもらうとか、あえて何か役割を持っていただけたら良かったんですが、なんとなく私が「家のことには関わってほしくない」みたいな空気を出していたんだと思います。
二人をずっとお客さんのように扱い、「一生懸命世話をしている嫁」という構図を崩したくなかったんですね。
デイサービスの利用
ケアマネージャーさんから、デイサービスの利用を提案してもらいました。
おかげで利用日は、昼食の準備やお風呂の介助がなくなり、助かりました。
看護師さんもおられるので注射もお願いできて、二人の健康状態も管理して頂けます。
何より、家に両親のいない時間ができました。
二人とも週に二回デイサービスを利用するようになり、特に舅の方はデイサービスを気にいって楽しみにするようになりました。
今思えば…
家にいても何もせず、ずっとテレビを見ていて、嫁からは必要以上に気を使われ、居心地が悪かったのかも知れませんね。
二人の居場所。
介護される人の居場所。
デイサービスの役割は大きいです。